社団法人家相建築設計推進協会

『アプリを使って、家相を調べてみましょう』

当アプリは、簡単な操作で、戸建てやマンションの間取りの重心点を算出し、googleマップ上で間取りの向きを指定することで磁北を設定し、方位盤を正しく配置できるウェブアプリです。鬼門方位や、住む方の生年月日から干支・九星方位を色分けすることも可能です。なお、家相は大変重要なものであり、住む人すべてに影響を及ぼします。実際の建築や物件購入、賃貸入居の決定にあたっては、正確な図面や方位による慎重なご判断をお願い致します。

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【実践できる家相建築の知恵―43】
トイレは設備の向上で、「臭い」「汚い」のイメージは減少したが、家相上は不浄物として要注意。

【実践できる家相建築の知恵―43】トイレは設備の向上で、「臭い」「汚い」のイメージは減少したが、家相上は不浄物として要注意。

トイレの配置を考えるときは、家相上の注意点を必ず守ってほしいです。トイレも家相上では、危険な不浄物として考えているからです。最近では、下水道や浄化槽を使った水洗トイレが多くなったので、以前のように「臭い」とか「汚い」というイメージが薄れています。新聞記事で目にしたことだが、最近の若者には、会社のトイレの中でしゃがんだまま昼食をとる人もいるそうです。トイレは、上司や同僚に気兼ねせずに、自分一人の場所で落ち着くということらしいです。タバコや化粧は当たり前、食事まですませてしまう感覚には驚きますが、それだけトイレに対するイメージが変化してきたことを表しています。以前の家相では、トイレの位置で凶相なのは、家の中心から見て北東の表鬼門と南西の裏鬼門方位。さらに北方位や西方位、南方位も凶相と考えられてきました。汲み取り式の便所では、家相上の制約もたくさんありました。

家相建築の考えでは、家の中心から見て北東の表鬼門、南西の裏鬼門方位、家族の十二支方位のトイ レは凶相と判断します。北方位や西方位、南方位のトイレは、正中線などの扱いに注意すれば、無難と考えてよいです。ただし、汲み取り式のトイレは、家相建築でも、以前と同様に凶相とします。北や西、南方位に持ってきて無難なトイレは、水洗トイレだけです。マンションなどでは、家の中心近くにトイレを持ってくることもあります。これは、一番危険なパターン。家の中心にあるトイレは絶対のタブーです。このケースで大きなトラブルになった実例は少なくありません。当然のようですが、トイレには窓が欲しいです。建築基準法では、窓がなくても、換気扇を取りつければ、違法になりません。しかし、家相上では、窓のないトイレは凶相と判断します。汲み取り式でも、水洗でも窓は必ず必要です。とにかくトイレがあって無難な方位は、鬼門や家族の十二支方位以外です。東方位と東南方位、北西方位は、汲み取り式や水洗トイレのどちらでも無難、北方位と西方位、南方位のトイレは、水洗式のみ無難で、汲み取り式トイレは凶相と判断します。必ず窓をとること。住宅では窓のないトイレは凶相と判断できます。

img_0030現在の住宅では、洋式便器がほとんどですが、最近では、男性も常時腰掛けて用を足す人が多いとのこと。私の自宅も洋式便器ですが、必ず便器のふたは閉めさせています。理由は、家族にトイレは不浄物であると忘れてほしくないからです。生活に欠かせないトイレですが、便器にふたがあるのは、臭いにおいや汚いものをシャットアウトするためで、必要以上にトイレを美化することはありません。トイレは、家相上、不浄物として扱い、だからこそ、常に清潔にしなければいけないことを忘れないでほしいです。 トイレは、以前に比べて危険度が少なくなっていますが、家相上では不浄物とし、配置には注意が必要なのです。

家相建築設計事務 佐藤秀海

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