社団法人家相建築設計推進協会

【実践できる家相建築の知恵―47】
建物は敷地の北西側に建てるのが基本。建物の採光と通風がよくなり、土地も活性化する。

家相というと、玄関の配置やトイレの方位など、 間取りのことを思い浮かべる人が多いと思いますが、間取りのほかにも、大切なポイントがあります。敷地に対して、建物をどのように配置するのか、これは重要なポイントです。この配置が適切でないと、プランニングに家相を取り入れても、大きな効果が期待できないケースもあります。建物の配置については、基本は通風と採光です。まず、敷地のどこに建物を建てたら、通風と採光に恵まれるのかを考えてほしいです。家相上、自然な配置は、敷地全体の北西部分に建物を配置すること。こうすれば、建物の東側と南側に十分な余裕がとれ、日当たりもよくなります。特別な理由がなければ、建物は北西側に建ててほしいです。不動産の広告などにもよく出てくる「東南の角地」という文旬がありますが、敷地の東側と南側が道路に接している角地は人気が高く、値段も割高です。人気の理由は、東方位と南方位に道路があり、建物が建つこともなく、採光に恵まれているからです。建物を北西に建てるのも、理由は同じで、東方位と南方位に建物がないことが住環境の向上につながるからです。047img

建物が採光や通風に恵まれるだけではなく、もう一つ大きな利点があります。それは、土地が活性化することです。家相の基本的な考えの中には、土地のエネルギーを建物の中に取り込むというものがあります。土地を活性化させるためには、通風と採光は欠かせない要素です。特に、敷地の東側と南側の土地が活性化されれば、建物によい影響があると理解して下さい。そのためには、建物は敷地の北西部分に建てることが一番適しています。家相では、間取りのプランニングをするときに、鬼門の扱いに注意をしなければなりません。鬼門とは、家の中心から見て北東の45度と南西の45度を指しています。よく聞かれる質問に、「敷地にも、建物と同じように鬼門はあるのですか?」というものがあります。鬼門とは、敷地に建物が建築されて、はじめて存在します。建物が建っていない更地では、その土地のどこに植物を植えても、同じように生長しますが、建物があると、建物から見て北側には日が当たらず、植物が育ちにくくなります。その中でも、北東の表鬼門は、ほとんど日が当たらず、環境が悪いです。建物がなければ、敷地内の条件は同じなので、建物が建っていない敷地については、 鬼門を考えなくてもいいのです。つまり、人が住むために建物を建てると、危険な鬼門方位ができてしまうということです。 敷地の南側と東側に余裕があると、日当たりがいいですし、土地が活性化します。家と土地の住環境を上げるためにも、建物の配置が大切なポイントになります。

家相建築設計事務 佐藤秀海

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