社団法人家相建築設計推進協会

【実践できる家相建築の知恵―その3】
占い師に脅されないで。家相は決して怖くない。実用的な家をつくるのが「家相建築」のコツ。

家相というと、どうしても怖いというイメージがあります。「家相が悪いから一家離散。このままでは、大変なことになってしまう」などと脅かす占い師も います。私に相談される方にも、よそでひどいことをいわれた経験のある方が少なくありません。テレビにもよく出演している有名な占い師のとこ ろへ相談に行き、「あなたの問題は家相じゃないね。 先祖の因縁が悪い」と指導され、別室に待機してい た仏壇屋さんから、高価な仏壇や墓石などを、さも当然のようにすすめられたというケースもあります。

また、ある人は、自分たちが何か月も苦労して作った図面を鑑定してもらおうと出かけ、お願いすると、図面を前に鑑定士が「ポーン」とかしわ手を一つ。「うーん」と一言うなつて、「ハィ、この図面は大丈夫。このままで結構です」と、ろくに図面も 見ないで、料金だけはしっかり取られてしまったといいます。こんな例は論外ですが、家相というと、一般的にはどうし ても「怖い」とか「恐ろしい」というィメージがあるようです。

また、全国的に有名な「暦」を編集しているある団体では、「運命大鑑定大会実施。当協会本部の著名な鑑定士が、見料三千円で運命鑑定をします」と、 新聞の折り込みチラシなどをばらまき、多くの人を集めます。運命鑑定とは名ばかりで、「家相が悪い」「水子がいる」「リストラにあう」「子供がいじめに あう」「がんにかかる」などと、脅かしまくり、「よ くなるためには、この印鑑がいい」とか、「水晶玉 を買うと幸せになれる」とすすめてきます。「協会本部の祈祷師が、あなたのかわりに祈ってあげるから、一 日二千円で一年分を払いなさい」などと命じ、気がついたら大変な金額を払い込んでしまうというケースもあります。大金を巻き上げようと思えば、さほど心配ない間取りの家でも、凶相の家に早変わり。脅そうと思えば、無難な玄関やトイレが、大凶相の家相になってしまいます。

しかし、家相は、決してマイナス思考で使わず、 プラス思考で活用してほしい。家相に限らず、移動方位や建築時期などの運命学についても、プラス思考で使ってほしいと思います。実用的な家をつくる「家相建築」とは、いたずらに人の恐怖をあおることなどはせず、できるだけ無難な家をつくろうと考えることです。こう考えれば、制約も少なくてすみます。実際に間取りをプランニングする際には、「限られた条件の中で、家相的に最良を 目指す」これが一番のポイントです。

現代家相では、守るべきポイントを絞って、プラス思考で活用することが大事。家相に対するマイナスイメージをなくしてほしいと思っています。

家相建築設計事務所 佐藤秀海

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