社団法人家相建築設計推進協会

【実践できる家相建築の知恵―7】
火気にはガスレンジやIHヒー夕ーなどがある。それらを正確に判断しないと、吉凶間違える結果になる。

家相の吉凶を判断する要素に、「不浄物」というものがあります。具体的には、台所のガスレンジなどの火気、流し台、トイレ、浴室、浄化槽、汚水管などを指します。火と水に関連したものを、不浄物として扱っています。 この不浄物が、家相上、家の中心から見て危険な方位に配置されていると、住む人に影響が出て、病気などに悩まされてしまいます。家相の基本は、この不浄物の扱い方にあると考えてもよいでしょう。以前の家相では、火も水も同じように危険と考え、危険のレベ ルが同じでしたが、現代家相では違ってきます。水よりも、火気の重要度が大きく増しています。大きな理由は二つあります。

一つは、水まわりといわ れている場所ですが、住宅設備の進歩によって、トイ レや浴室の危険度が著しく軽減されたこと。汲み取り式のトイレとマイナスイオンまで出す水洗トイレ では、衛生面から見ても、まったく違っています。浴室も、換気設備の向上や、ユニットバスの普及もあり、家相上での水まわりの危険度は確実に下がっています。

もう一つの理由は、ストレスの多い現代社会にあります。火気は人間の精神に影響を及ぼすので、方位が悪いと、情緒不安定になり、ノイローゼの原因にもなるからです。小学生でさえも、「疲れた。もっと休みたい」といい、栄養ドリンクを飲み、塾に通っている姿は、以前では考えられなかった変化です。世の中の流れが、水まわりよりも、精神に影響する火気の重要性を増しています。火気の扱い方につ いては、北東の表鬼門、南西の裏鬼門の範囲には置かないこと。特に、鬼門の中心にある鬼門線上には、絶対に置かないでほしいです。

マンションなどでは、家の中心にも注意してほしいです。少なくても、家の中心から半径2メートル以内に配置しては危険です。 十二支方位内にも配置しては危険です。自分の十二支方位内に火気を置くと、高い確率で体調がおかしくなります。精神的にも不安定な状態が続き、取り返しがつかないこともあります。 CCI20140603_00003

大学に進学して、新生活を始めるときも、火気の方位には注意してほしいです。男も女も関係ありません。自炊をしてガスレンジを使用すれば、影響が出てしまいます。 以前、私の事務所のあった東京・八王子市は、市内に多くの大学や専門学校があり、全国各地から学生が集まっています。

先日も、東北地方から一人娘の体調を心配されたお母さんが来訪されました。娘さんは、女子学生専用のマン ションに住んでいましたが、体調を崩してしまったとのこと。精神的にも不安定で、特に料理をする気にならないといいます。自宅にいるときは料理好きで、お母さんと二人でケーキなども焼いていたそうですが、一人住まいを始めてからは、自炊することが苦痛なほどになったとか。家相の本を読んでいたお母さんは、娘の部屋の家相が心配になって来訪されました。図面を確認すると、お母さんが考えていたように、家相上の問題がありました。娘さんの十二支方位である酉(とり)方位 に、キッチンのガスレンジが配置されていました。これでは、精神的に不安定になって当然です。そのほかにも、ひどい頭痛にも悩まされていたそうです。 そのお母さんには、すぐに転居させることをアドバイスし、しばらくしてから、適当なマンションに引っ越しされました。その後、すっかり体調もよくなったと伺いました。 何じ火気でも、ガスレンジとIHヒータでは、危険度が違います。火を扱うガスレンジの危険度のほうが数段高くなります。ガスレンジが危険な方位にあり、違う場所へ移動することが不可能なとき、その場所のまま、IHヒーターに変えるだけでも効果があります。無難とは言えませんが、しばらく時間を稼ぐことは可能です。

家の外になりますが、給湯器や焼却炉の影響もあります。屋外にあるので、屋内にある火気よりも安全ですが、この場合も、鬼門方位と十二文方位だけは避けてほしいと思います。 火気は人間の健康に大きな影響があります。現代のようなストレス社会では、火気の影響がますます大きくなっているので、注意が必要です。

家相建築設計事務 佐藤秀海

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