社団法人家相建築設計推進協会

【実践できる家相建築の知恵―20】
家相の吉凶は、家の構えと玄関、火気、水まわりで判断する

家相の吉凶を判断するポイントは、いくつ かあります。

家の構えと玄関は、その家に住む人の運勢に影響するポイントと考えられています。玄関の方位が凶相だとか、建物の構えが悪いと、住んでいる人の仕事運や結婚運、財産運が落ちると考えられています。また、キッチンのガスレンジやIHヒータ、給湯器、暖炉、焼却炉などの火気、またはトイレ、浴槽、流し台、浄化槽、汚水管などの水まわりが凶相の方位に配置されると、住む人の健康面に支障が出てしまいます。つまり、家相上では、玄関と建物の構えが住む人の運勢に影響し、火と水に関するものは健康に関係が深いと考えられています。

CCI20140716_000013玄関の吉凶は、玄関の方位で判断しまう。建物の中心から見て、北東の表鬼門、南西の裏鬼門方位、正中線や四隅線(しぐうせん)上、住む人の十二支方位を凶相とし、東南方位、東方位、南方位、北西方位を吉相と考えています。建物の構えは、長方形や正方形のシンプルな形を吉相とし、東西に長い六対四の長方形を最良とします。東西に長い形は、南面が広く採光に恵まれている点と、家相上、凶相の鬼門方位の範囲が少ないという利点があります。これに対して、南北に長く、鬼門の面積が大きい形は、家相上、凶相とされています。 構えに関連して、吉相の張りと凶相の欠けという考え方があります。どちらも、建物にある凹凸のことですが、吉相の張り以外の凹凸はすべて凶相の欠けになります。シンプルな長方形が基本ということからわかるように、 あまり凹凸があってはいけません。吉相の張りとは、 南北方向、東西方向の両方向から見て、一辺の三分の一以内の出っ張りを指します。この範囲を超えると、建物の引っ込んでいる部分を指して、凶相の欠けと判断します。張りは吉相ですが、北東の表鬼門、南西の裏鬼門の張りは凶相になります。欠けはどの方位にあっても凶相えす。

吉相の張りを二か所以上設けた構えを「複合相」と呼び、北西方位と東南方位にバランスよく張りを持った複合相は、典型的な吉相の構えとして、以前から親しまれています。また、建物の凹凸がひどく、いくつも欠けのある構えを「段欠け」と呼びます。一辺に対して、二か所の欠けがあれば「二段欠け」、三か所あれば「三段欠け」と呼び、これは、凶相の構えの典型的なタイプ
です。鬼門方位の大きく欠けた構えも大凶相とされ、昔から避けられて いるパ ターンです。そのほかにも、一階よりも二階が大きく跳ね出しているキャンティーレバーや、建物の中心部分を大 きく吹き抜けにすることは、立体的な欠けとして、通常の欠けよりもマイナスが大きいです。デザイン的にカッコいいかもしれないが、建物の中心に中庭を設けて欠けにすることや、L字形や凹 字形の構えも、大凶相の分野に入るので、家相上、絶対にや つ てはいけないことです。家相上、ガスレンジやトイレ、浴槽などを「不浄物」と呼ぶ。不浄物を建物の中心から見て北東の表鬼門と南西の裏鬼門、建物の中心部分、住む人の十二支方位に配置してはいけません。どの不浄物も、北西方位、東方位、東南方位に配置することは無難とされています。キッチンの吉凶は、キッチン全体の方位で判断せず、ガスレンジと流し台のある方位で判断します。たとえば、キッチンのほとんどが北東の表鬼門に入っていても、ガスレンジと流し合が東方位であれば、無難と考えてよいです。冷蔵庫は不浄物ではないので、どの方位に置いても問題はありません。トイレは、便器の位置を重視します、吉凶はトイ レ全体の面積で判断します。トイレ全体の面積の1/3 以下なら、凶方位にかかっていても無難と判断します。浴室は、浴槽の方位で吉凶を判断します。浴室の洗い場や浴室に付帯する洗面脱衣室の方位は問いません。ただし、給湯器は火気として扱うので、凶方位に配置してはいけません。

家相建築設計事務 佐藤秀海

LEAVE A REPLY

*

Return Top