社団法人家相建築設計推進協会

【実践できる家相建築の知恵―35】
家の中心と鬼門方位は、だれにとっても危険なゾーン。特に家の中心に吹き抜けや階段を設けてはいけない。

プランニングに関する一般的な注意点も大切ですが、「家相建築」だからこそのポイントもあります。その中でも「家の中心」と「鬼門」は代表的なものです。家の中心とは、文字どおり、家の中央部分を指します。この中心の扱い方には注意が必要で、扱いを間違えると、家族全員に影響が出ます。鬼門とは、家の中心から見て北東方位の45度と 南西方位の45度を指しまう。北東を「表鬼門」、南西 を「裏鬼門」と呼び、プランニングの際には、この鬼門がどこになるのかを確認していただきたい。 家相の考え方の基本は、家の中をいくつかのゾー ンに分けると説明しましたが、家の中心と鬼門が一番危険なゾーン、絶対の要チェックポイントと覚えて下さい。従来の家相では、この鬼門の扱い方のみを主に説明していましたが、現代家相では、これに加えて、そこに住む人の十二支方位などもチェックしています。しかし、いずれにしても、家の中心や鬼門だけは十分に注意が必要なのです。家の中心に関しては、「廊下にして歩いてはいけ ない」とか、「部屋にして踏みつけてはいけない」とか、いろいろといわれていますが、これは、それだけ大切にする場所だと認識してほしいということです。家の中心を歩いても問題はありません。ただし、この中心に階段を設置したり、吹き抜けなどを設けてしま うことは、絶対にやめて下さい。マンションなどでは、家の中心にトイレやキッチン、浴室を設けることもあります。これも非常に危険なので、こんな家相のマンションには住まないで頂きたい。

img_0021_lもうだいぶ前になりますが、関西にある建築会社の役員が、その会社の社長の自宅と、本社の家相の相談で、来訪されたことがありました。社長の自宅と本社のビル建築を同時に行ったのですが、竣工してから半年ほどで、社長が体調を崩して入院。さらに、専務を務めていた長男も入院してしまいました。以前から家相が気になっていたその役員は、入院中の社長に家相が気になると直訴して、白宅と本社ビルの図面を山のように抱えて来訪されました。自宅は、なんと家の中心に階段が設置されていました。家の中心に階段を置くことは、家族全員に凶相ですが、特に、家の主人や長男に影響が出やすい。 しかも本社ビルは、建物の中心を大きな吹き抜けにした設計だったので、自宅と会社の二つの建物で、中心が凶相になっていました。このケースでは、3段階に分けた修正方法を提案し、可能な部分から改善することをアドバイスしました。

家の中心には、階段や吹き抜けを設けないことが肝心です。家相にこだわらなくても、中心に階段のある家で、一階から出火したらどうだろう。炎は家の中心の階段を通風口にして、あっという間に二階にまで燃え広がってしまいます。家相の教えには様々な、合理的な理由があるのです。

家相建築設計事務 佐藤秀海

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