社団法人家相建築設計推進協会

ステンドグラス工房 達風 主催 福田勝司さん

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茨城県竜ケ崎市でステンドガラスの工房を開いていらっしゃる、福田勝司さん。

理系の大学を卒業し、誰もが知る大手家電メーカに入社。新製品の開発という花形部署のキャリアをすてて15年前に脱サラ。全くの経験ゼロの状態からステンドグラスの制作を始め、今では数年に一度は個展を開き、ユーザーからの制作依頼により毎年多くの作品を世に送り出すとともに、運営するガラス工芸教室を通して地域の人々にガラス工芸の楽しさを伝えています。ocha

そんな福田さんは「家相」をとても大切に考えています。福田さんが「家相」を本格的に考えるようになったのは、ガラス工芸作家として独立して数年が経ち、アトリエ兼自宅を購入するのがきかっけでした。周囲から家相の話は聞いていたそうですが、他人の話を鵜呑みにするのではなく、何でも自分で納得するまで調べ、検証をしないと気が済まないとのことから、図書館などでも徹底的に調べたそうです。そして、以前に住んでいた実家の家相を調べてみると、とても家相が悪い事がわかったそうです。そのせいなのか、20代の頃は健康面がすぐれず、よく体調を壊しては将来に大きな不安を感じていたそうです。その他ご家族の事でも家相が原因では、と思えるところもあり、家相を取り入れるという結論に至ったそうです。
0769somei450現在のご自宅は中古で購入し、引越しをする前に、家相を取り入れた大々的なリフォームをされたそうです。その甲斐もあってか、今ではすっかり健康に自信が持てるようになり、奥様とお子様達も明るく元気な毎日を過ごしているとの事。そして何より、福田さんの自然に対する考え方や、生き方がすっかり変わったそうです。一日一日を大切に食生活や睡眠に気を配り、自然と共生する生き方を志向するようになり、ストレスとは無縁で、前向きで充実した毎日をお過ごしだとか。

数年前に、ちょっとしたきっかけで始めた家庭菜園も、今では自分で畑を作るところから始まり、家庭での野菜自給率は100%だそうです。また、物を大切にして、余計なものは買わない、むやみに欲しがらない、なるべく自然の物を選んで利用するという福田家のみなさん。なんと温暖化激しいご時世にエアコンもないとか。その徹底したスローライフぶりには関心を覚えると共に、ストレスのない生き方を羨ましくも思えます。

そんな、今ではすっかりナチュラリストとなった福田さんですが、家相についてはまだ本当にあるのか確信を持っている訳ではないとの事。

「よく勘違いをされるのは、理系の人は目に見えるものや科学で証明されたものしか信用しないと言われますが、実は本当の意味で理系人間とは『人間はまだまだ森羅万象の極一部しか知り得ていない』という謙虚な立場とるものです。存在することの証明は簡単ですが、存在しないことの証明はとても難しいということも知っているからです。自分も理系の端くれとして、家相や気の存在も“眉唾だ”とは証明されていない以上、“有るかもしれない”という仮定に則って謙虚に生きていきたいと思います。」と福田さん。

家相の良い家に住んで謙虚な生き方になったのか、謙虚だからこそ家相を取り入れたのか、どちらでも良いのだと思いますが、理系の方らしい含蓄あるお話を伺いました。

次回からは、福田さんのスローライフぶりや、自然と共生する生き方、家相について調べたことなど、コラムをお願いしたいと思っています。

管理人

ステンドグラス工房 達風 オフィシャルサイト

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