社団法人家相建築設計推進協会

『アプリを使って、家相を調べてみましょう』

当アプリは、簡単な操作で、戸建てやマンションの間取りの重心点を算出し、googleマップ上で間取りの向きを指定することで磁北を設定し、方位盤を正しく配置できるウェブアプリです。鬼門方位や、住む方の生年月日から干支・九星方位を色分けすることも可能です。なお、家相は大変重要なものであり、住む人すべてに影響を及ぼします。実際の建築や物件購入、賃貸入居の決定にあたっては、正確な図面や方位による慎重なご判断をお願い致します。

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【実践できる家相建築の知恵―40】
部屋割りに凶相はない。家族定位や十二 九星方位を活用して決める。子供部屋は南方位がよい。

【実践できる家相建築の知恵―40】部屋割りに凶相はない。家族定位や十二 九星方位を活用して決める。子供部屋は南方位がよい。

昔の家相では、部屋割りについても、いろんな考えの流派がありました。なかには、水まわりよりも、夫婦や子供部屋の方位が大切だと、勘違いしそうなものもあります。家相建築では、建物の形や玄関、キッチンやトイ レ、バスルームなどの火気や水まわりの配置が優先で、これが無難にできていれば、部屋割りで凶相になることはありません。つまり、部屋割りが完壁にできても、不浄物の配置が悪ければ、家相としては凶相ということです。今までの家相では、子供部屋は南側の部屋を避ける考え方がありました。日がよく当たるので、落ち着きがなくなり、勉強にはむかないという理由からですが、家相建築ではこの点が違い、子供部屋を南側にとっても無難と考えます。子供が使う部屋は、採光に恵まれた、明るい部屋がむいています。夫婦の寝室は、子供部屋とは反対に、北側の部屋がむいています。子供たちと違って、昼間は部屋にいることも少なく、北側の部屋は落ち着いた気があるので、大人が使う部屋にむいています。

家相には、机の向きやベッドの枕の向きについても吉凶があります。机は、使う人が北向きに座るのが最良とされている。東に向いて座ることも吉相で、西や南に向いて座るのは凶相です。寝るときには、北に頭を向ける北枕が最良です。北枕というと、縁起が悪いと思われがちですが、そんなことはありません。家相では、昔から北枕を吉相と考え、積極的に取り入れてきました。東に頭を向けて寝ることも吉相で、机の向きと同様に、西や南に向けて寝ることは凶相とされています。最近、私が部屋割りで大切にしているコツは、子供たちの部屋へ朝日を取り人れること。子供たちには、東からの光が非常に大切なのです。人問の体には、体内時計があり、日光などの明かりを全身に浴びることで、体内時計を調整しています。不眠症の治療法でも、日光と同じ程度の明かりを、数時問浴び続けることが効果的だといわれています。

img_0010_l家相上、東の光を浴びることは、意識と体の両方を目覚めさせる効果があります。意識と体がバランスよく目覚めないと、精神的にも肉体的にも不安定で、「キレる」子供になりやすいのです。心と体のバランスをとるには、東からの光が欠かせません。また、住宅とは違いますが、病院の建築に携わるときにも、このことには注意しています。特に、精神的に不安定な患者の病室は、東からの明かりを考慮して、病室の配置を決めています。ダイニングにも、東の明かりが必要です。トップラ イトなどを活用して、朝食にはおいしい料理だけではなく、さわやかな朝日も用意してほしいです。家相は、家の内部を危険な場所や無難な場所に区分けすることが基本ですが、通風と採光の状態が、大きな判断基準になっています。同じ日光でも、時問や方位によって効果が違うのも家相の基本なので、この考えを部屋割りに取り入れ、子供部屋には朝日や東からの光を十分に取り入れられるように心がけています。

もうーつ、部屋割りのコツがあります。それは、家相上の「家族定位」を使うことです。家相では、それぞれの家族にパーソナルな方位があります。主人は北西、妻は南西、長男は東方位、長女は東南方位といったように、方位が決められています。この家族定位に自分の部屋や書斎、勉強スペースを持ってくると、心地よく、効率もよいのです。家族全員に適した部屋割りは毎理かもしれませんが、できるだけ活用してほしいと思います。そのほかにも、自分の持っている十二支方位ゃ、九星方位を使って部屋割りをすることもできます。たとえば、私の十二支方位は子年、九星方位は四緑木星なので、子年は北方位の範囲、四緑木星は東南方位の範囲を指しています。自分の十二支方位がある北方位か、九星方位がある東南方位に寝室や書斎を持ってくれば、吉相になります。もちろん、家族定位を使って、主人の定位の北西方位に配置してもいいです。また、私の妻は酉年なので、夫婦の寝室を、酉方位のある西方位にすることもできます。夫婦どちらかの方位を二人で使っても無難と考えているからです。部屋割りは、家族それぞれにとって、適している部屋を配置したいです。そのためには、家族の十二支方位や九星方位、家族定位をうまく組み合わせて、バ ランスよく決めることが大切です。それでも、家族全員の部屋割りをうまくできないときには、まず、夫婦の寝室を吉方位にします。家庭の中心となる夫婦の寝室がしっかりしていなければ、家族がまとまらないからです。家相上では、長男の部屋が、夫婦の寝室に次いで大切と考えます。嫡男としての役割を持つ長男は、ほかの子供たちよりも大切に考えられています。子供部屋の方位ばかりを気にする母親もいるが、その前に、夫婦の寝室の方位を決めることが大切です。また、子供部屋よりも、主人の使う書斎の方位が大切です。部屋割りにも優先順位があります。子供の成長を願うのであれば、家の構えや玄関の方位、火気や水まわりなどの不浄物の扱いを注意し てほしいです。この点が凶相なら、子供にとって最良の部屋割りをしても、効果がなく、努力が報われません。特に、子供たちの十二支方位の扱いがポイントです。

家相建築設計事務 佐藤秀海

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