社団法人家相建築設計推進協会

【実践できる家相建築の知恵―32】
最初に家の形を決め、それからゾーニングをする。長方形などのシンプルな構えが家づくりの基本。

間取りのプランニングには玄関の位置が大きなポイントですが、もう一つのポイントは家の形です。家の形をある程度決めておくと、プランニングがまとまりやすくなります。家相上では、家の形を「構え」として大切に考えていますので、基本的には、長方形などの四角形をベ ースにしたシンプルな形が望ましいです。また、土地の形に合わせて、家の形も決まるので、土地の形も長方形などのシンプルなものが吉相で、四角い建物が建ちにくい、三角地などの変形した土地は凶相です。敷地に対して、どの程度の建物が建てられるかは、その土地の建ぺい率や容積率で決まります。プランニングの際にも、この点の確認が必要なので、建築を依頼する工務店や住宅メーカー、あるいは建築士などにアドバイスを求めて、自分の土地にどれだけの建物が建つのか教えてもらいましょう。自分で考えてプランニングしても、希望どおりの大きさの建物が建築できないケースもあり、最初から、プランニングをやり直しすることもあります。事前に確認して、正しい情報を知っておくことが大切です。家の形は、シンプルな長方形が基本。このシンプルな形の家が建築できる土地を探してほしいと思います。家の形を考えずに、必要な部屋だけを考えて、それを廊下でつなげ、階段なども後から考えると、無駄なスペースができてしまいます。そして、何より、長方形などのシンプルな形にまとまりにくいです。家の形をシンプルにするのは、家相だけを考えてすすめているわけではありません。構造的に見ても、シンプルな形のほうが強度も強いので、あちこちに出っ張りや引っ込みがある凸凹した外観は、接合部が多 く、構造的に見ても心配です。
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工務店や建築士を対象とした「家相セミナー」でも、この点を説明すると、今まで家相に対して興味が持てなかった人も、家相に対して理解を深めてくれることがあります。家相のことを「根拠もない迷信程度に考えていたが、構造的にも合理的な考えをし ている」と、喜ばれたケースもありました。家の形が決まれば、次はゾーニングをします。ゾーニングとは、家に必要なパーツ、玄関やキッチン、浴室やトイレなどの場所を大まかに決めることです。家の形が決まったら、その枠の中に、玄関やリビン グのスペースを適当にはめ込んでいきます。鉛筆で丸くスペースを書き込んで、間取り全体のイメージを固めていく方法だ。プランニングのやり方にはいろいろありますが、たとえば、最初から厳密に建坪を決めて、「玄関は、1坪、キッチンは3坪、…」と細かく考えるより、おおざっぱにゾーニングする方法をおすすめします。住宅メーカーや工務店などにも、このゾーニングの段階で相談しましょう。ここから先はプロに任せて、具体的に作図してもらい、できあがった図面を改めて検討するのが、賢いやり方です。

家相建築設計事務 佐藤秀海

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