社団法人家相建築設計推進協会

『アプリを使って、家相を調べてみましょう』

当アプリは、簡単な操作で、戸建てやマンションの間取りの重心点を算出し、googleマップ上で間取りの向きを指定することで磁北を設定し、方位盤を正しく配置できるウェブアプリです。鬼門方位や、住む方の生年月日から干支・九星方位を色分けすることも可能です。なお、家相は大変重要なものであり、住む人すべてに影響を及ぼします。実際の建築や物件購入、賃貸入居の決定にあたっては、正確な図面や方位による慎重なご判断をお願い致します。

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【実践できる家相建築の知恵―14】
北東と南西の鬼門はだれにとっても危険な方位。 これをどう解決すればよいか。

【実践できる家相建築の知恵―14】北東と南西の鬼門はだれにとっても危険な方位。 これをどう解決すればよいか。

家相建築でも、「鬼門」を抜きで説明することはできません。以前の家相でも、現代家相でも 鬼門は大切なポイントです。

家の中心から見て北東、南西の鬼門方位に、玄関を持ってきては凶相であり、ガスレンジなどの火気やトイレなどの水まわりを置いても危険です。家相上では、とにかく危険な場所です。なぜ鬼門が危険なのかについては、いろんな説があります。中国古来の古事にたとえられ、季節風や偏西風の影響、太陽光線と土壌の物質との化学反応とか、伝説のようなものから、科学的な説明まで、多種多様です。私の場合、鬼門が危険である理由を聞かれたときには、詳しく説明するようなことはしません。「家相の基本は、家の内部をいくつかのゾーンに分けることなので、家の中には、無難な場所と危険な場所がある。 鬼門は、だれにとっても危険なゾーンなので、玄関や不浄物を置いてはいけません」と説明します。科学的な根拠や言い伝えなど、諸説を説明するよりも、とにかく危険なものだと理解してもらっています。毎日、家相についての相談を受けていれば、危険な理由などは諸説のどれでもよいと思ってしまいます。理屈抜きで、鬼門は危険なのです。

K県に住むNさんは、二十年前から現在の土地に住んでいます。この土地は、親の代から持っていた土地で、環境もよく、大変気に入っています。会社を経営するNさんは、業績も好調で社員にも恵まれ、すべてが順調でした。ところが、自宅を建て直したとたん、今までうまくい っていた会社に大きなトラブルが起きてしまいました。信頼していた部下に裏切られ、数人の社員を引き抜かれ、独立されてしまったのです。今までは、何の問題もなく進んでいたのに、自宅の新築をきっかけに、トラブルが起こったので、Nさんは自宅の家相が心配になり、私に依頼がありました。調べてみると、新築した自宅の玄関が南西の裏鬼門方位にありました。これでは、大きなトラブルに巻き 込まれたのも納得がいきます。新築してから間もないですが、Nさんはすぐに玄関を改築しました。今まで住んでいた土地に、同じ人が住み、同じ仕事をしていても、家相が違えば、トラブルも起きます。南西の裏鬼門の玄関は、金銭トラブルや対人関係の悪化など、 いろんな部分に問題を起こす原因になります。

自分の目で確認できないものや、理由がわからないものを信じられないのであれば、この世の中はわからないものばかり。磁石が北を示す理由も、科学的には解明されていません。それでも、磁石は正しく北を示してくれます。家相について、すべて科学的に解釈し、自分の頭で理解しょうとしても、わからない点も多くります。理由がわからないものでも、事実は厳としてあるのだから、大切に考えてほしいと思います。

家相建築設計事務 佐藤秀海

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