社団法人家相建築設計推進協会

【実践できる家相建築の知恵―13】
家の中心と玄関、汚水管の三つが家相建築のポイント。扱いを間違えると災いの種になるので注意。

以前、突然アポイントなしで女子中学生が訪ねてきたことがありました。自分の体調が悪いことを心配し、「家相のせいだ」と思い込んでいる。家族に相談しても、だれも本気で心配をしてくれないので、私から家族に説明をしてほしいといいます。最初は興奮して、「凶相を直すように両親を説得してほしい」と大変でしたが、じっくり話を聞き、心配していた不浄物の判断結果を伝えると、安心して帰っていきました。家相が凶相ではなくて良かったのですが、このように、家相については、家族の中でも考え方が違ってしまうこともあります。一人で生活する家なら、 自分だけで自由にプランニングすればいいですが、家族がいればそうはいきません。家族それぞれの希望を取り入れ、家相を無難にするには、現代家相のポイントを理解することが必要です。

現代家相の中で、私が一番重要なポイントと考えているのは、 家の中心の扱い方です。家相といえば鬼門が危険と考えることがポピュラーですが、家の中心の扱い方も、鬼門よりも大切に考えなければいけません。現代の家は、敷地の制約を受けながら効率よく問取りを考えることが主流なので、家の中心に階段を設置することが多いです。しかし、中央階段は、家族全員に災いを与えてしまう凶相です。階段以外にも、家の中心に吹き抜けをっくったり、浴室やトイレなどの不浄物をつくってしまうことも最悪です。もっとひどいケースは、建物の形をL字形や凹形にして、 中心がとれない家です。当然、私も実際の設計では、家の中心に階段や吹き抜けを設けたプランや、中心のとれない家をつくることは絶対にありません。それだけ注意しているポイントだからです。
また、最近の建築様式として、玄関をアルコーブのように凹ませている家が多いです。玄関にはもともと土間が設けてあり、家相上の凶相である欠けの要素が強い場所です。この玄関を少しでもへこませてしまうことは、家相上マイナスが多くなります。これも、私が設計上採用しない重要ポイントの一 つです。

健康面でいえば、火気の影響抜きには考えられません。一番危険なのは、キッチンのガスレンジの扱い。直火の火気はーHヒーターよりも危険度が高いです。家族の十二支方位と鬼門方位、家の中心近くには絶対に置いてほしくないです。

もう一つのポイントは、汚水管の扱いです。トイレからの汚水は、建物の床下を通してはいけません。敷地が狭いケースでは、建物の床下に汚水管を通すケースがありますが、これも絶対に避けてほしいです。また、汚水管は、玄関と門の間を横切らせることも危険。どうしてもというときは、玄関からできるだけ遠ざけたところに配管するか、とにかく横切らせないことが一番無難な方法です。

家相建築では、大切なポイントを確実に守っているからこそ、ほかの部分の応用がききます。だから、プランニングの幅を広げることにもつながるのです。

家相建築設計事務 佐藤秀海

CCI20140711_00002

LEAVE A REPLY

*

Return Top